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ノートパソコン用に充電器を買い足したいけれど、65W前後の製品はどれも同じに見える。スマホも一緒につなぐのか、ケーブルを持ち歩くのかまで考えると、選ぶべき構造は変わります。この記事では、サンワダイレクトの700-AC044、700-AC046、700-AC037BKを比較します。
共通する用途は、対応するノートパソコン・タブレット・スマートフォンへのUSB Type-C充電です。小型の1ポート、同時に使える3ポート、ケーブル一体型という違いから選び分けます。充電速度や発熱を実測したランキングではありません。
何台を、どのケーブルで充電するか
- 1台を充電し、ケーブルを自分で選びたい:700-AC044。USB-Cが1ポートの小型タイプです。
- パソコンとスマホなどをまとめて充電したい:700-AC046。USB-Cが3ポートあります。ただし複数使用時は電力を分け合います。
- 充電ケーブルを別に用意したくない:700-AC037BK。約1.8mのUSB-Cケーブルが本体と一体になっています。
最大出力だけでは選べない理由
充電器の「最大65W」は、つないだ機器が必ず65Wで充電されるという意味ではありません。機器が受けられる電力、ケーブルの対応、同時につなぐ台数によって条件が変わります。
- 同時に充電する台数:1台だけなら1ポートで足ります。3ポートのモデルも、すべての端子から同時に最大出力を出せるわけではありません。
- ケーブルを選ぶか、一体で持つか:別売りケーブル式なら長さを選べます。一体型なら別のケーブルを忘れる心配を減らせますが、不要なときもケーブルが付いてきます。
- コンセント周りの空き:3モデルとも壁や電源タップへ本体を直接差す方式です。小さい本体でも、隣のプラグとの距離やケーブルの出る方向を確認します。
- 接続するパソコンの充電条件:USB-C端子があるだけでは不十分です。その端子がUSB PD充電に対応するか、必要な出力は何Wかを機器の仕様で確認します。
USB-C充電器3モデルの違い
| 比較項目 | 700-AC044 | 700-AC046 | 700-AC037BK |
|---|---|---|---|
| 接続する部分 | USB-C 1ポート | USB-C 3ポート | USB-Cケーブル一体型 |
| 1台使用時の最大出力 | 65W | 67W | 65W |
| 複数台の同時充電 | 1台用 | 最大3台。合計最大65W | 1台用 |
| 充電ケーブル | 別売り。長さを選べる | 別売り。使用台数分を用意 | 約1.8m。本体から取り外す方式ではない |
| 重量 | 約88g(充電ケーブル別) | 約112g(充電ケーブル別) | 約230g(一体型ケーブルを含む製品) |
| プラグ | 折りたたみ式 | 折りたたみ式 | 折りたたみ式 |
| 主な長所 | 1台用の本体を小さくまとめられる | 1つのコンセントで複数機器を充電できる | 別の充電ケーブルを用意しなくてよい |
| 注意点 | 65W対応のケーブル条件も確認が必要 | 使う端子の組み合わせで出力が変わる | ケーブルの長さを交換して変えられない |
| 向く人 | 1台ずつ充電し、手持ちの適合ケーブルを使いたい人 | 複数台の充電をまとめたい人 | 1台用の充電器とケーブルを一式で持ちたい人 |
| 出典 | メーカー商品情報 | メーカー商品情報 | メーカー商品情報 |
本体重量だけならAC044が軽いですが、AC044・AC046では持ち歩く充電ケーブルの重さが別に加わります。一体型のAC037BKと比べるときは、実際に持つ一式で考えてください。
1台用の充電器を小さくまとめるなら(700-AC044)

AC044は、USB-Cが1ポートの最大65W対応充電器です。充電する機器が1台に決まっており、必要な長さのUSB-Cケーブルを別に選びたい人に向きます。約88gの本体に折りたたみ式プラグを備えています。
USB-C充電ケーブルは付属していません。説明書は、60W以上の電力で充電する際のケーブル条件として、最大100W(20V/5A)以上への対応を案内しています。手元のケーブルが60Wまでなら、充電器を買い替えるだけで65Wになるとは考えないようにします。
向いているのは、パソコンを1台充電することが中心で、適合するケーブルをすでに持っている人。スマホも同時につなぎたい人は、1ポートでは差し替えが必要です。その手間を避けたいならAC046と比較します。
なお、外寸は公式商品ページと説明書で数mmの表記差があるため、隙間へぴったり収める寸法としては扱いません。電源タップでは隣のACアダプターと密着させず、空間を確保してください。
複数台をまとめるなら、電力配分も確認(700-AC046)

AC046はUSB-Cを3ポート搭載します。1ポートだけを使う場合は最大67W、複数ポート使用時は合計最大65Wです。「67Wが3台分」ではないことが、購入前に押さえたい違いです。
説明書の配分図では、C1とC2、またはC1とC3を使うと、C1が最大45W、もう一方が最大20Wになります。C2とC3だけを使う場合は、2ポート合計が5V/4Aです。3ポートを使う場合もC1が最大45Wで、C2とC3は合計5V/4Aを分け合います。
たとえば「パソコンへ65Wを供給しながらスマホも充電したい」という条件なら、AC046の複数ポート時の配分とは合いません。パソコンを単独でつなぐか、必要な同時出力を満たす別の構成を検討します。45W時に手持ちのパソコンがどう動作するかは、パソコン側の充電条件によるため、この記事では保証しません。
本体は約幅3.7×奥行き5×高さ4cm、約112gです。複数機器の充電を1つのコンセントへまとめたい人に向きますが、必要なケーブルは別途用意します。AC044と同様、説明書は60W以上の電力で充電する場合に最大100W(20V/5A)以上対応のケーブルを指定しています。機器を追加したタイミングで電力の確認が入り、充電が一時的に途切れる場合がある点も説明書に記載されています。
約1.8mのケーブルを一体で持つなら(700-AC037BK)

AC037BKは、約1.8mのUSB-Cケーブルが本体と一体になった最大65W対応モデルです。別売りケーブルを組み合わせるAC044と違い、本体とケーブルを一式として扱えます。出かけるときに充電器だけを持って、ケーブルを忘れてしまう人には分かりやすい構造です。
本体寸法は約幅6.5×奥行き3.1×高さ6.5cm、重量は約230gです。AC044・AC046の本体だけと比べると重くなりますが、こちらはケーブル一体型です。持ち歩くときは、約1.8mのコードを収める場所も必要になります。
向いているのは、1台を充電するための一式をまとめたい人。一方、短いコードへ替えて机上をすっきりさせたい、長さを場面ごとに変えたいという人には、ケーブルを選べるAC044のほうが合う場合があります。
ケーブル一体型なので、ケーブルだけを抜き差しして交換する使い方はできません。断線などが起きたときに自分で分解・修理することはせず、メーカーへ確認します。複数台の同時充電や、USB-A端子の機器をそのまま接続するための製品としては選びません。
買う前に確認する3つのこと
- 機器の入力条件を見る。パソコン本体のUSB-C充電対応と推奨出力を調べます。もともと大きな出力を必要とするパソコンに、65W前後で足りるとは限りません。
- 使いたい状態を決める。1台だけか、スマホと同時かを決め、同時使用時の配分を見ます。端子の数だけで選ばないことが重要です。
- ケーブルとコンセントを確認する。別売りケーブル式は対応出力と長さを、一体型は1.8mで届くかを確認します。隣のプラグや家具に干渉しない場所を選びます。
充電器は熱がこもる場所を避け、布などで覆わずに使います。異常な熱さ・臭い・変形などがあれば使用を中止してください。小型やGaNという表記だけで、発熱しない製品とは判断しません。
USB-C充電器を選ぶときの疑問
67WのAC046は、65Wの2機種より必ず速いですか?
必ず速いとはいえません。充電される機器が受けられる電力やケーブル、充電状態などによります。ここでは2Wの差で速度順位を付けず、ポート数と同時使用時の出力を重視します。
3ポートすべてにパソコンをつなげば、それぞれ65W出ますか?
出ません。AC046は複数使用時に電力を分配します。3ポート接続時はC1が最大45W、C2とC3が合計5V/4Aなので、各機器の必要な電力と照合してください。
USB-C端子があれば、どのパソコンにも使えますか?
端子の形だけでは判断できません。USB PD充電に対応する端子か、必要な出力や電圧が合うかを確認します。メーカーも全機種への充電を保証していません。
今の充電器で困っていない場合も買い替えるべきですか?
現在の充電器が機器の条件を満たし、持ち運びや台数にも困っていないなら、買い替えが必要とは限りません。小さくしたい、同時に充電したい、ケーブルを一体にしたいなど、変えたい使い方がある場合に比較しましょう。
1台・複数台・ケーブル一体型で選ぶ
1台用に小さくまとめ、ケーブルを選ぶならAC044。別売りケーブルの対応出力を確認します。複数台をまとめるならAC046。単独67Wと複数時合計65Wを区別し、実際に使う端子の配分を見ます。充電ケーブルを一体で持つならAC037BK。約1.8mの長さと、一式を収める場所が判断点です。
最大出力の数字が近くても、使う台数とケーブルの扱いは異なります。手持ちの機器と、普段どおりにつなぐ場面を基準に選んでください。
出典と確認日
仕様は2026年10月13日にメーカーの商品情報・公式発表・取扱説明書で確認しました。充電時間、発熱、各パソコンとの適合を実測したものではありません。価格・在庫・販売単位は購入先の最新表示をご確認ください。
